石川県の繁華街、片町に伝説の油そばの店がある。
その名も「鳳凰」
営業時間が21時から翌3時までと「しめ」の一杯として親しまれてきた。
私も自衛官時代、部下と一緒に「しめ」の一杯をよく食べに行っていた。
「しめ」は小隊長である私が出すのが通例になっていた。
懐かしい気持ちもあり、ぜひ最後の一杯を食べに閉店最終日「鳳凰」へ行ってきた。
Twitterの情報では18時から開店しているらしい。
18時に着くと20〜30人程度並んでいた。
出遅れ感マックス!
3時間から4時間待ちと言ったとこでしょうか。
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ネットフリックスで少林サッカーを見ながら待ちました。
もう20年前の作品なんですね。
小学生の頃に見た覚えがあります。
イナズマイレブンの先駆け的存在
キャラが濃くておもしろい!
覚醒するシーンめちゃ好きなんですよね。
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あと10人ぐらいでしょうか。
2時間ほど待ってようやく入り口付近まで来ることができました。
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しかし、並んでいる途中で看板の点灯が消えた。
これはもしや、ここまできて食べれずに終わるのか?
すると、店内からお店のお母さんが出てきて
「お父さんが連日作りっぱなしで腰が痛くてもう無理かもって」
「時間かかるけど待ってってもらっていい?」
並んでいる方にひとりひとり確認して回っていました。
「先にメニューだけ聞いておくね」と言って
私の前の人までメニューを聞いて店内に戻って行きました。
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ようやく入り口まで到着!!!
あと30分もすれば伝説の油ぞばを食べることができる!
壁一面には常連客の写真がズラリ!
たくさんの人に愛されているのがわかります。
片町の名物と評される油そばを作り続けた20年間
閉店の理由はコロナ
コロナ禍で閉店を余儀なくされる飲食店は後を絶たないのでしょうね。
悲しいです。
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しんみりしていると、店内からお母さんが出てきました!
すると…
「もう、お父さんが無理やって、堪忍してくれませんか」
なんと目の前までまさかの閉店!
伝説の油そば食べれなかった!
お母さんは並んでいる人たち全員に謝っていました。
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閉店を知るとみんなお母さんにねぎらいの言葉をかけて解散していきました。
目の前で閉店するというなかなかできない経験でしたね。
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これが愛された「油そば」税込825円
もう二度と食べれない伝説の絶メシ
ヤッホーの志な野に続き片町の伝説がまた一つ無くなってしまいました。
鳳凰 閉店
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