石川県河北郡内灘町に地元民にも忘れられている歴史がある。
内灘町には米軍の射撃場が存在したのだ。
その事実を知っている人は少ない。
1952年朝鮮戦争のため砲弾の需要が高まり日本国内のメーカーから納入される砲弾の性能を検査するため射撃場が必要だった。
内灘砂丘が砲弾試験場として最適と判断され決定された。
しかし、強い反対運動が起き村議会は反対決議を行った。俗にゆう内灘闘争
その後、全国的な運動へと発展
1957年アメリカ軍の撤収で収束したが、建物は今も存在する。
内灘周辺には3カ所の着弾地観測場跡がある。
内灘大橋を渡り高級住宅街白帆台へ向かいます。
着弾地観測場跡(西荒屋)はチェーンが掛かっており侵入できませんでした。
駐車場も無いので来る人が少ないのでしょう。
こうして忘れ去られて行くのです。
権現森にある観測場は見学することができました。
車は内灘町総合公園に停めるといいと思います。
サッカー場を横目に歩いていきますよ!
白帆台一帯は高級住宅街
おしゃれな家が立ち並びます。
目の前は日本海!夕日は最高です。
海に近いのに高台なのが人気の理由ですね。
めちゃめちゃ小さい看板があります。
脇道を進んでいきます。
沖縄を彷彿とさせる光景
途中で砂利道になります。だれもいないので雰囲気あります。
ここを右に曲がると観測場跡がお目見え!
きれいに草が刈られ看板も新しい。
歴史的な場所ですね。
横からのフォルムがかっこいい!
扉は無いので入ることができます。
中は狭く大人5人ぐらいが限界
ここから米軍が覗いていたんですね。
思いを馳せることができました。
それにしても綺麗な光景
雰囲気ありすぎて夕方や夜は怖いと思います。
もう一つは内灘海岸に存在する射撃指揮所跡
のんびりした海岸に射撃指揮所跡はあります。
一見すると、海水浴場の施設と見間違えてしまう。
左側のコンクリート造りの建物が射撃指揮所跡
右側のオレンジ色の建物は閉業した海の家
いわくつきの物件らしい。県から撤去指導が入っている。
大半が砂に埋もれ廃墟と化していた。
放っておけば砂に埋もれてしまいそうな指揮所跡。
扉は閉ざされており入ることはできません。
海岸の端っこに位置しているので、ここに来ようと思わないと来ないですね。
年々風化が激しくなんとか維持している状態
とりあえず一周します。
無駄のない無機質な感じがそそります。
外階段は登ることができるようです。
綺麗な場所ですね。
ここが米軍の射撃場だったなんて信じられません。
内部はどうなっているのでしょうか。
とても気になります!
石川県民にも忘れられし歴史的建造物
砂に埋もれる前に見ておきたいですね。
ぜひ一度足を運んで思いを馳せてみてください。
着弾地観測場跡(権現森)
米軍射撃指揮所跡(内灘海岸)
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